ホストな君と不器用な私

   




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暗くなってきた遊園地。



「そろそろあと一つにするか。あれ乗ろう?」




樹がさしたのは



ここの名物とも言われる



観覧車。




私はずっと行きたいって言ってたのに




なかなか行こうとしなかったのに


何で今行こうとするんだろ?






「カップル二名ですね?」





係員さんが言った。