ホストな君と不器用な私





「んー。まだちょっとあるな。」


いきなりこんなことされたから急に顔が真っ赤になってきた。


そんな私に気づいたのか、一条さんはぷっと吹き出した。




「あ…。俺んち、体温計ねェから//


 ごめんな?」





私、硬直。



めっちゃ顔が近かったし……。




それにしても、何てきれいな肌なんだろう。



きれいに整った顔。薄い唇。



完璧じゃん……。






って、何言ってんだか。






「で、でも!一条さんが


 熱あったらどうするんですか?」