月園凛子をいじめ出したことに、理由は無い。 ただ、ひとりになりたくなかったから。 それが“恐れ”からでも、周りに人がいてほしかった。 こんな私ではみんなにきらわれるから。 誰かを痛めつけて、上に立って、 私を恐れた・・・自分は、その『下』の人間にはなりたくないという人が私の味方になる。 虚しいけど・・・・ だけど、それでもよかった。 ずっとひとりだったから。 ひとりにさえならなければ・・・。