Kiss♥Kiss

なんでもいいから、
話しかけないと始まらない気がした。


そして、今話しかけないと
そこで終わってしまうような気がした。



あてになんかなんない
‘‘ひとめぼれ’’だけど、
俺はこの瞬間に運命を感じていた。




「そうですけど・・・」


そんな冷たい言葉でさえ
愛おしいと思ってしまう。




俺、重症かも。





ただのひとめぼれだぜ?


なんでこんなに心臓がうるさくなんの?



必死で冷静を装っているけど、
俺は彼女を前にいっぱいいっぱいで・・・



彼女を見つめることしかできない。




・・・情けねぇ~。