《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜

どんどん小さくなって
いきそうだった時、洸さんが
ため息混じりに『仕方ないな…』
と呟いて、



「機材の準備の関係で、
撮影までしばらく待たされ
そうだ。

オレのスタイリングが
終わったら、璃子にマッサージを
してもらうといい」



「え? マッサージ?」



「あぁ。体の凝りをほぐせる。

こういう業界だからな。
璃子は上手い。

それに、彰もできるな」



「へぇ……」



けどそんなの、仕事中に
お願いしてもいいのかなぁ。


でも時間が空くらしいし、
洸さんが言ってるならいいか。
お願いしようかな。


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