「南先輩ー」
黄色い歓声に紛れて私も叫んだ。
南先輩がこっちをみた。
少し睨んだかのような顔をして…。
「睨まれちゃったよ。」
学は笑っていた。
「てゆうか、南ってひと凄いな。あんな綺麗に決めるひとを見たのは初めてだし。」
私もだよ。
あんなに綺麗なプレーを初めてみました。
試合は3-0で南先輩たちの圧勝だった。
試合が終わるなり南先輩は一目も気にせずこっちへ来た。
「来ちゃいました!」
「来たんだ、そいつと」
そいつとは学のことだろうか…。
「俺ってお邪魔無視…?」
察しのいい学はそんな事を口にする。
「邪魔じゃなっ「邪魔」
「って行ったら帰んの?」
南先輩はきっと学を敵対視している。
目線と言葉がそれを語っていた。
「残念ながら帰りません。」
学はその威圧に負けじと応えた。
「そ。」
ちょっと待ってー…。
私が南先輩を応援しに来たのにほとんど南先輩と学の会話だよ。
私も喋りたいっつうの!

