オレ、束縛するタイプだから。


 ―――文化祭一週間前。


「OK」

 担任の声が大きく体育館に反響した。


「一週間前でこのできならいいだろ、あらかた」

「微調整はこの一週間でどうにかします。裏方のほうも」

「たのだぞ、クラス委員」

「はい!」

 
 はりきってるなクラス委員。


 私はBGMを切る。

 音響もこんなとこだろう、エンディングの曲もみんなからいいって言われたし。

 だから、仕事がなくなった。


 学校の中を歩いてみれば、劇で使うであろう背景を描いていたりしてる人とか。

 劇の練習をしている人の声。

 パフォーマンスでダンスをするダンス部の練習。


 色々な光景が文化祭ムードを盛り上げている。


 生徒会の人たちは、当日の進行とかを確認していて、会長の浩貴が頑張っていた。


 
 私はやることがないので、背景の手伝い。


 体操服は汚れると体育の時間困るから、汚れてもいいTシャツを持ってきている。


 髪が長いから、1つにまとめて・・・。



「ひゃっ!?」

 うなじに息がかかった。


 驚いて後ろを振り向くと、たっていたのは向井くん。



「はろー」

 なんていって、手を振ってみせる。


「びっくりしたじゃん!」

「だって驚かせようとしたんだし」

「全く」


 浩貴がいたらフルぼっこになってただろう。