「だから、もっとつなぎとめておきたい」

「え・・・・・・」

「もっとオレに愛撫されて愛されて、オレがいないとイヤって思えるエロイ体にしてぇ」

「ふ、ふぇ!?」

「こんな可愛い奴。ほっとかねぇだろ」

 指先で輪郭をスーっとなぞられて、言葉にグっとつまった。

 そして、そのままソファに押し倒される。

 
 流されそう。

 いや、待て。

 
 や、でも。

 いや。


 あぁ、何か頭がパンクしそうになってきた。


 そんなことをグダグダ考えていると、制服のボタンを1つ外された。


「ちょっ・・・んん・・・・・・」


 キスされて、また押し倒された感じ。


 次の授業まで約2分。


 次の授業は数学。

 キライな教科。


 なら、この流れに流されてしまおうか。