「オレがお前がいいて言ってる」

 キュゥっと抱きしめられて、首筋に幾度もキスを落とされて。

 意識が少し曖昧となる。

 お前がいいって・・・言ってくれるの?


 少しプレゼントとして、自信を持っていいの???


「・・・わ、私でよければ」

 私は、ギュゥっと仲谷くんの服のそでを掴んだ。

 恥ずかしくて照れまくりで。

 壊れそうなほど心臓がうるさいの。

 
 でもでも、少しだけなら自信を持てた。

 仲谷くんの言葉で。

 少しだけどね。


「じゃ、オレから先に風呂入っていいか?」

「う、うん」

 どうせ私、すっごく長湯しちゃうと思うんで。

 後の方がいいです。


 だって、すっごくキレイにしたいじゃん。


 キレイな姿でもらってほしいじゃん。


 長湯しちゃうに決まってる。


「じゃ、先入るな。風呂入る準備しとけよ」


 頭を2度ポンポンと叩かれて、頭と顔が一瞬で火照った。


 5分ぐらい放心状態でして。

 気付いて、すぐお風呂に入る準備を始めた。

 
「・・・どうしようかな」


 ここで問題発生。

 
 ピンクの水玉と、黒のストライプ柄の下着。

 どっちが可愛いんだろうか。

 お気に入りの白いふわふわレース付きの下着は、今ごろ洗濯機の中だ。