さて、ここで解説をしておこう。

 大木麻友の彼氏である、仲谷浩貴。

 この仲谷がどれほど束縛野郎で、ヤキモチを焼きやすい奴なのかを。


 以前、大木が他の男子と話していると、大木とその男子の間をシャーペンが飛んできて壁にめり込んだという。

 そりゃ、男の方はビビってその場で座り込んでしまい、汗ダラダラだったそうだ。

 ま、シャーペンを投げた張本人は仲谷。

 こういう事件があってから、“大木には近づかない”という暗黙のルールが男子の間で広まったらしい。

 
 ま、その後大木は手錠をつけて、登下校というおしおきをくらったそうで。

 大木自身も、男子には近づいていない。



 ま、でも。

 大木はまぁ人気なので。

 恐れをしらず大木に近づくバカ男がいたが。

 
 翌日ボコボコの顔で学校に登校してきたらしく。

 大木は声が枯れるほど泣く、恥ずかしいことをされたそうだ。



 ま、ヤキモチを焼かせたら恐い奴ということだ。