オレ、束縛するタイプだから。


「もちろん、色んなこともするけどな」


 イタズラっぽい顔で笑って、イタズラに私の手をつなぐ。

 う~~~ん・・・。

 やっぱ。絶対に、仲谷くんに勝てることとかないなぁ。


 このイタズラっぽい笑顔とか、たまんなくツボだったりするんだ。


 エレベーターが7階で止まって、ドアが開いた。

 仲谷くんは私の手を引いて、1つのドアの前で立ち止まる。


 表札にはオシャレな筆記体の文字で、NAKATANIと書かれている。

 仲谷くんはポケットから鍵を取り出すと、慣れた手つきで鍵を開けた。

 オシャレな黒いドアが重い音を立ててゆっくりと開く。


「わ・・・」

 ピカピカの広い廊下。

 デカイマンションだけあって、中はすごく広い。

 靴を脱いで、リビングの方に走っていく。


 モノトーンでまとめられた部屋。

 テレビがとんでもなく大きい。

 ベランダに出る窓は、とっても大きくて、景色が見渡せる。


 仲谷くんって、お金持ちなんだな・・・。


 ベランダに出て、下に広がるたくさんの家を見渡す。

 青い空の下に、色んな形、色の屋根があって。

 青々としげる木があって。


 1つの絵に見えた。

 私は指で額縁を作って、それをおさめる。


 何かいいな、この景色。