「あのさ・・・私、明日から泊まりに行くんだ」
私は、夕飯の時、お泊りのことを報告。
「あら、いいじゃない。どこに?」
ここは、嘘で由梨の名前だしとくとこかな。
でも、仲谷くんのこと、そのうち親に紹介しないとダメだし。
てか、10日間も泊まるんだし、由梨のとこにお母さんの探り入るよね・・・。
「その・・・・・・彼氏のとこに」
カタン。
箸の落ちる音がした。
周りを見ると、お母さんも、お父さんも、弟でさえも。
箸を落として、唖然とした顔をしている。
「・・・姉ちゃん。彼氏なんていたの?」
長い沈黙で、ようやく弟の光が口を開く。
「あ、うん」
「ふ~ん・・・」
「泊まりって・・・どのくらいだ?」
次にお父さんが口を開いた。
「10日・・・くらいかな」
余計に唖然とされた。
「と、10日?」
「YES」
こんな短い英語だけでも、発音があまりよろしくない私。
英語苦手なんだよね・・・。
「ん・・・まぁ。10日間。迷惑をかけないようにな」
「あ・・・うん」
けっこうあっさりとお父さんから許可が出た。
あ・・・仲谷くんの家に親いないって言ってないや。
ま、いっか。
言ったらまたゴタゴタになりそうだしね・・・。

