「ぷはっ。ははははは・・・」

 しかも、笑われてるし。

 私は生徒会室のすみっこで丸くなる。

 あ~・・・もう、恥ずかしい。

 死にたいぃぃぃ!!!


 恥ずかしさで死ねる気がしてきたー!!


「ま、オレのことそんだけ心配してくれたんだろ? 勘違いにしろ、何にしろさ」

「え・・・」

「だから、ある意味嬉しいかも」

 いじわるじゃない。

 優しい、柔らかい笑顔。

 胸がキュンと鳴って、ドキドキする。



 何か少し珍しい笑顔で。

 尚更ドキドキする。


 私は、壁に背中をくっつけて、少し放心状態でその笑顔に見惚れていた。