オレ、束縛するタイプだから。


 安心したのか。

 何なのか。

 分かんない。


 だけど、足に全然といっていいほど力が入らない。

 私は、太陽に向かって力なく笑った。


「ったく、麻友。てめ、まじでおしおきだからな」

「・・・うん」

 もう、さっきの恐怖が消えて。

 力がない。

 だから、弱弱しく返事をした。

「・・・今から、そっち行くから待ってろ」

「うん・・・」

 私の返事と共に、仲谷くんが窓に足をかけた。


 って・・・えぇぇぇ!?


「え、ちょ」

「何だよ。今から行くって言っただろ?」

「いい、言ったけどぉ・・・階段とか使うんじゃ・・・」

「遅い。今、すぐに、お前のとこに行きてぇんだよ」

 そして、グっと体を前のめりにさせる仲谷くん。


「いやいや、危ない危ないぃぃ!!」

「大丈夫だって、オレ、中学の時体育ずっと5だったし・・・」

「そんなの関係な・・・」


 私の言葉を待たず、仲谷くんは窓から飛び出した。


 思わず、目を手で覆った。

 そして、ドンっという重低音。

 そして、私の方にかけよる足音。


「麻友。ほら、大丈夫だっただろ?」