そんなこと思いながら歩いてると病院へはあっという間だった。
受付の看護師に俺の名前と杏の名前を告げると作り笑いなのか本当に笑っているのかわからない顔で
「203号室です。右手の階段を上がって突き当りになります。」
手を階段に向けた。
俺は軽く会釈して言われたとおりの号室に向かう。
だんだんと心臓が高ぶる。
杏は会ってくれないかもしれない。
早く出ていけと怒鳴られるかもしれない。
得体のしれないなにか気持ち悪いものを見るような嫌な目で俺を見てくるかもしれない。
そうなってもしょうがないくらいの事を俺はした。
203号室と書かれたドアをノックした。
杏部屋へ初めて入ったあの日のように。
同じくらいの心臓の高鳴りで。
そしてあの時と同じ声で
「はい」
扉の向こうで聞こえた。
受付の看護師に俺の名前と杏の名前を告げると作り笑いなのか本当に笑っているのかわからない顔で
「203号室です。右手の階段を上がって突き当りになります。」
手を階段に向けた。
俺は軽く会釈して言われたとおりの号室に向かう。
だんだんと心臓が高ぶる。
杏は会ってくれないかもしれない。
早く出ていけと怒鳴られるかもしれない。
得体のしれないなにか気持ち悪いものを見るような嫌な目で俺を見てくるかもしれない。
そうなってもしょうがないくらいの事を俺はした。
203号室と書かれたドアをノックした。
杏部屋へ初めて入ったあの日のように。
同じくらいの心臓の高鳴りで。
そしてあの時と同じ声で
「はい」
扉の向こうで聞こえた。



