私の犯した過ち~お腹に宿した子~

再び俺たちは無言になる。

その静けさを断ち切るように札の入った封筒をテーブルにおき美紀の方へとゆっくり滑らせた。

「あの、これ。中絶費。
足りるかわかんねえけど」

美紀は俺の方を今日初めてちゃんと見た。

「あんた、変わったね。
昔ならそのままポイだったでしょ。」

「そうかもな。」

「これはお金負担してくれる予定だった母さんに渡しておくよ。」

「あぁ、明日お母さんは来る?」

「もちろん来るよ」

「謝らせて欲しい」

「....ほんっと、あんた変わったよ」

そう言って美紀は笑った。