私の犯した過ち~お腹に宿した子~

電話をポッケに入れて俺はすぐに銀行へ向かった。
杏は中絶すると美紀は言った。
中絶費がいくらするか分からないけど通帳の全額を下ろしてきたのだ。

俺は杏をどこまで追い込んだのだろう。
先を見たら果てしないだろう。
杏はお腹の子供に何を思っているのだろう。
何一つ知らない俺は、杏に嫌われてるだろう。嫌われていないわけが無い。

全て俺が悪い。

杏が中学校へ通わなくなったのも勘づいていたし非行に走ってもどうも思わなかった。

でも本当はどこか気にしてて、でもそんなこと口に出すことなんて絶対にできない。

臆病だ。