私の犯した過ち~お腹に宿した子~

その扉の中から杏奈の顔が見えた。
いつも二つ結びしてる杏奈が髪をおろしていてなんだかドキドキした。
杏奈はどこか辛そうに笑い驚いて言った。
「タクくん!?どうしたの〜??なんて私の家知ってるの」

無理して笑っている気がした俺は苦しくなった。

「なんかあったの?学校全然こねーじゃん」

すると杏奈は今までとは一変して顔を曇らせた。

そして小さな口を開く

「うん、
……暑いし、入る?私の家」

そう言うと俺の有無を聞かずチェーンを外し中に入るように促された。