夏休みの間も母親と顔を合わせる事があっても互いに無言で母親はシワシワの週一のペースで千円札をテーブルに置いてまた出ていくだけだった。

そんな俺にとって人といることは癒しってゆうか、安心ってゆうか、そんな感じだ。


汗がじっとりしたワイシャツが肌に張り付いて気持ち悪い気分で俺は夏休み明けてからの初めての学校へ行った。

ヤスさんに貰った5万円は使う気にならなかったから学校カバンの内ポケットに入れておいた。
薬は行き場がなくショッピングセンターのトイレに連絡先ごと流した。