私の犯した過ち~お腹に宿した子~

あいつを見ると小学生の頃の不安な気持ちが襲ってくる。
包丁を突きつけられたあの日を思い出した。

指先を弄りながら静かなクラスでそんな不安と戦っていた。


クラスは未だに静かだ。
俺は不良じゃない。全く。
馬鹿にされた時以外は別に喧嘩っ早いわけじゃないし悪いことがしたいわけじゃない。
でも俺を知らない奴は俺の制服を見て偏見の目でみる。
今思えば
この制服が、俺を悪い方へ運んでいったのかもしれない。
いや、制服なんかでそんな事になる俺はもともとそうなる運命だったんだ。