私の犯した過ち~お腹に宿した子~を最後まで読んでくださって有難うございます。

まず、この作品の主人公は年の離れたいとこです。
いとこの中学での妊娠、そして堕ろすという壮絶な体験を同じくらいの年齢の子に良い意味で身近に思って欲しかったのです。


中学生という多感で不安定な時期は歩むべき道を踏み外してしまいがちだとおもうんです。
もちろんそれが悪いことだとはおもいません。その経験が人生の糧になることだってあるはず。
でも踏み外した道に全く関係ない人を巻き込むのはまた違うと思う。
この作品でいうタクと杏。
杏とさくら。
悪いことほど連鎖しやすいもので
どんどんどんどん深みにハマっていってしまうのが
大人になりきれない子供で10代後半だと思う。