私の犯した過ち~お腹に宿した子~

でもお母さんがパートから帰ってくる時間より1時間早いことに気づいた私は嫌な予感がした。

お姉ちゃんが部屋に来ることなんて年に1回あるかないか…。

もしかして…

いや、でも。

男の顔がよぎる。

ガチャ

「杏....ちゃん、だよね?」


低い男の人の声。

あの男だった。

動揺と驚きでベッドに寝転がっていた身体を即座に起き上がらせる。

またしてもわたしの心臓は破れそうにバクバクした。

男は笑っているようだけど、どうなんだろう…覗いたこと怒られるのかな。