「削り過ぎだって」

 思わず突っ込んだ。

「まぁ、考えとくよ」

 そう言って店長はパソコンとレジのお金とにらめっこを始めた。

「全く。本当に考える気あるんだか」

「まぁ、店長なりに考えてくれてるはずだよ。・・・多分」

 理沙ちゃんは少し戸惑いながら、自信なさげに言った。

「だからさ、つぐみちゃんいれようよ」

 空気を読まない奴が一人いたのを忘れていた。