休憩後からも少し忙しかった。でもそれくらいでちょうどいい。考え事なんてしたくない。

「ラストオーダー回ってきます」

「もうそんな時間か」

 遥のラストオーダーの言葉を聞いて、片付けれるところを片付け始めた。

 昼間使うものと、バーで使うものそれぞれあるから、準備がなかなか面倒くさい。

「ラストオーダーありませんでした」

 遥がラストオーダーを客席に聞きに行った結果を報告した。残り30分で、昼間のカフェは終了だ。昼間といってももう18時だ。

「よしっ、じゃあ、片付けよう」

 俺の合図で皆がいろいろ動き始めた。