「またって?」
「表。見てみなよ」
表を指差しながら、店長は眉間に皺を寄せた。ガラス張りの入り口の方へと向かう。
「あっ」
思わず声を出した。まさかとは思ったが・・・。あたりだった。つぐみだ。来ていいと行ったがまさかこの時間から居るなんて。
「悪い」
「別に悪くない。でも、こうやって早くからいるってことは何かあったってことなんだろう?」
確実に説教モードになりつつある店長。面倒くさくなったな。
「説明はあとでする。あいつには今からメールでもしておくから。とりあえず準備をしなくちゃ間に合わねぇよ」
「確かに。わかった」



