しばらく歩き、真っ白なマンションの前に立つ。携帯を取り出し敦志に電話した。 「もしもし?悪いんだけど部屋開けて」 「あぁ、開けておくから勝手に入りな」 「もうマンション前なんだけどな」 「あっそ。早く入れば?」 「あぁ」 少し眠たそうな声だった。あぁ、23時も過ぎているんだ、寝ていたんだろう。素早く階段を駆け上がり2階へと上がり、敦志の部屋へと入り込んだ。