「えっ、なんでって圭斗と付き合ってるから」 一応そのつもりはあったんだ、と内心ほっとした。でも、悔しいから口にはしない。 「じゃあ、何でその付き合っている彼氏の俺の部屋で浮気するわけ?」 「浮気・・・、するつもりなかったの。暇なら飲もうよ、って言われて・・・その流れで」 「それなら、その男の家に行けばいいじゃん」 わざわざここに来なくても。男もほいほい来んなよ。脳みそまで筋肉で出来てんのか、あいつ。