『王恋』☆ハロウィンは恋ざかり☆

「そんな事を思っていたなんて知らなかったよ……アルはまだ欲しくないんだと思っていたの……」


いつも避妊をしてしまうアルは、まだ子供がいらないのだと思っていた。


「私はリンがまだ欲しくないのだと思っていたよ いいのかい?」


「当たり前だよ!煌の兄弟が欲しいと思っていたんだから」


リンはアルの首に腕を回し抱きついた。


「どうして私が欲しくないと思ったのか聞いていい?」


「赤ちゃんを産むのは大変だろう?とても痛いと聞いているし、妊娠中は何かと注意しなくてはいけないから」


額に一つキスが落ちる。


「大変だけど、アルの赤ちゃんを産むのなら平気だよ 嬉しいくらい 今度はアルが側に居てくれるから」


「何があっても側に居るよ コウの時に一緒にいてあげられなかった分もね」


リンの後頭部が引き寄せられ、唇が重なる。


先ほど食べたかぼちゃのアイスクリームよりも甘いキスに酔いしれる2人だった。


ふたりの考えていることは全く同じだった。


賭けにならなかったが、リンのお腹に新しい命が芽生えるのもすぐかもしれない。



2011.10.27 END By 若菜モモ