「だが、親の仇のためだけで新選組が勤まるものではないことを分かっておいて欲しい」 「承知しております!」 近藤の穏やかな声色に対し、咲希の気合の入った返事。 「ったく・・・これだから、近藤さんは。お人好しなんだ」 「やれやれ」とため息をつきながら立ち上がる。 「島原咲希と言ったな?着いて来い」 一言だけ言うと、土方は行先も告げず部屋を出た。 咲希はそれを慌てて追いかけるしかなかった。 着いたのは、今も隊士等が剣を振るう広い道場。