「最後の仕上げ」 っと、ペンを置いた冬馬が言った まだ、何かする気なの?! っと身構えたら チュッ… 「…へ?」 何かを書かれた方の頬っぺたにキスされた そのことを頭が認識すると同時に、みるみる体温が上昇し始めた 何? 何が起こったの? 駄目だ…熱い… とりあえず… 「せ、せせ洗面所借りるから!」 っと言って、その場から逃げた 顔を冷やしたいし イタズラ書きを消したいし 逃げ場所としては、洗面所が最適だった