キュポッと音が鳴る
冬馬がペンの蓋を開ける音だ
「乙女の顔にそんなことしていいと思ってるの?」
「うるさい、くまさんパンツ」
「きょ、今日は違いますぅー!今日のは、超セクシーブラックだもんね!レースがピラピラだもんね!」
「別に、今日の下着の色とか聞いてないし。何、カミングアウトしちゃってんの?見て欲しいの?」
「そんな訳ないでしょ?!」
っと、言い争いをしていたら冬馬がペンの蓋を閉めた
どうやら、私の顔へのペインティングが終了したらしい
因みに書かれた部位は頬っぺた
もちろん、私からは何が書かれたか見えない
でも、きっと私を馬鹿にした言葉なんだろうなぁ…


