「さて、鹿奈。覚悟してね?」 向かい合わせにされる 逃げたくても、肩を掴まれてるため出来ない 絶体絶命 「普通は、トリック・オア・トリートだよ!?冬馬ずるいよ!」 「じゃ、トリック・オア・トリート。でもおまえ、お菓子持ってるの?持ってないよね?」 「…ぁ」 そう言えばそうだ… 私、仕返しのことしか考えてなかったから、お菓子なんて準備してない ヤバい… 「残念だったね?」 そう言う冬馬の顔は、とても楽しそうに笑っていた …どうか、軽いイタズラで済みますように…