色をなくした世界

「・・・・・何か寂しいな・・・」


いつも側にいた梓・・・。


その梓がいないのが寂しかった・・・。


梓がいなくなってから・・・何度か内緒で泣いている。



梓にばれたら笑われてしまうな・・・と思うが。


その時・・・・。



「梓ちゃんの変わりはできないけど・・・俺がいるよ」




いつの間にか泣いていた雪乃を、雄大が抱きしめてくれる。



「俺だけはこれからも一緒だから・・・・」



雪乃が目を覚ました日に誓ってくれたことを・・・雄大は何度も何度もあれから誓ってくれる。



それが愛されているようで・・・たまらなく嬉しかった。



「雄大で我慢する」


そう言うと・・・


「我慢しとけよ」



そっと雪乃の口に優しく雄大の唇が触れる。



私は今本当に・・・・・幸せだ。





                   【完】