小さな声で、ボソッと聞こえた。 その声がした方を見ると、真っ直ぐこっちを向いている先生と目が合った。 ドクン! 「・・・っ」 心臓が高鳴ったのがわかった。 「夏休みの補習中、毎日のように準備室に向かって想いを伝えてくる永井の純粋な気持ちに惹かれていったのは嘘じゃない」 「…っ」 「俺だって…」 …い。 切羽詰まるような・・・ 「俺だってっ…」 …えい。 心の奥から込み上げてくる言葉を必死に、抑えようとしている。 「俺だって!」 先生!!! やっと、わかった。 「もういい!!!」