一歩踏み入れる事が出来ずに居るとNが又私を呼んだ…
 
孫のNが呼んでいるから仕方無いと感じてくれたらいいが…
 
私は[すみません…少しだけ…少しだけ御邪魔させて下さい…]と心の中で挨拶をし、一歩踏み入れた
 
その部屋は良く整理された8畳…
 
しかし、他の部屋よりも空気が違う…
 
あれ?Nが居ない!
 
『N?何処?』と声を掛けると左の押し入れの扉のような所から顔を出した
 
そこは3畳ほどの納戸?
洋服タンスなどが沢山収納されている
 
バイクで帰る私が寒いだろうと思ったNは『これ着て行きなよ』と温かそうなNの服を手渡してくれた
 
笑っているN…
 
でも私は早く部屋から出なきゃいけない気持ちで落ち着かない…