私の大切な友達Nは一軒家に犬二匹と暮らしている
 
家に遊びに行く事になり私は家に入った瞬間に感じるものが…
 
それは観察されるような視線…
 
[あぁ何か居るな]とは思ったが恐怖感は無い
 
何で恐怖感が無いのか不思議に思いながら私は居間に通された。
 
暫く話をしていても感じる視線…
 
一人では無いな…
 
そう感じていた私は、なぜ一軒家に独り暮しをしているのか聞いてみた。
 
5年前に介護の為に入居し、そして今は独りになってしまったと。 
視線の相手が判った…
その視線は亡くなったNの祖父と祖母と…後はNの母であろう
 
『あぁだからか』と言った私の言葉にNは敏感に反応する