ピアニストと野獣

「――す、好き!?私のことが!?」


「そうだよ!!」


陸は恥ずかしさのあまり手で顔を覆い隠している。


それをちょっとかわいいって思っている私がいる。


「ぷっ…。」


「笑ってんなよぉ!!」


そんな陸を見て、さらに笑いが込み上げてくる。



━━━私、陸が好きなの?