私に気がつき立ち上がる陸。
「沙羅!なんでいるんだよ!」
とぼけた顔で訊ねてくる。
―――それはこっちのセリフなんだけどな…。
「――えっと…。」
私は迷子になってしまったことを言うのが恥ずかしくて、どもってしまう。
と言うか、言ったら言ったでバカにされるのが嫌だっただけなんだけどね…。
そうも言ってられず話すことを決意した。
「――ま……迷子になりました…。」
陸とニ、三回瞬きをした後、案の定、爆笑の嵐だった。
「沙羅!なんでいるんだよ!」
とぼけた顔で訊ねてくる。
―――それはこっちのセリフなんだけどな…。
「――えっと…。」
私は迷子になってしまったことを言うのが恥ずかしくて、どもってしまう。
と言うか、言ったら言ったでバカにされるのが嫌だっただけなんだけどね…。
そうも言ってられず話すことを決意した。
「――ま……迷子になりました…。」
陸とニ、三回瞬きをした後、案の定、爆笑の嵐だった。



