ピアニストと野獣

「…。」


――ここどこなの!!


誰が来てよ!


どこか分からず、あちこち適当に歩き回っていた。


歩き疲れた私は公園のベンチで休むことにした。


――あれっ?

誰かいる!


道が聞ける!と、思いベンチに近づいて行くと、知っている顔が見えてきた。


まさか…。


「陸!」