ピアニストと野獣

「――あんたは踊る子決まってんの?」


とりあえず一応……ね!


「決まってないよ。あっ!沙羅一緒に踊る?」


「結構です。基本的に興味がないから。」


キッパリと断った。

だけど、その瞬間物凄い殺気が私を襲った。


「――!?」


周囲の女の子に睨まれてる!?


そう言えば隣のアホ(西園寺)はJPで、トップだったんだ!


ま、あそこで私がOKしたら私の命は確実に無かっただろうけど…。