「もう!やめ―――」
『ギャー!北河ー!!』
―――え!?
よ、呼び捨て!?
てかドスが利いてる…。
「流石にこんなにみんなが騒いだらヤバイよ…?」
周囲でギャーギャー騒ぐ女の子を見ながら陸が呆れながら西園寺を見た。
「ははっ!また逃げるしかないな!」
「え…?」
相変わらず王子的爽やかスマイルの西園寺は私の頭をポンポンと撫でて、手を握ったかと思えばいきなり走り出した。
『あー!逃げた!!』
『捕まえろー!』
えぇー!?
つ、捕まえろって…。
「さ、西園寺!…なんか後ろの方々怖いんですけど…。」
「うん。そうだね。」
「…。」
……誰か助けてー!!



