振り返ると久々に5人が勢ぞろい…。
見ていると一番に気付いたのが西園寺。
「沙羅!来てくれたんだね!」
そう言って近付いてくる西園寺を無視して私は空の方に歩いていった。
「空!!帰ってるんなら連絡してよ!」
いつもと何ら変わらない笑顔を私に向けた。
「わりぃ。…ちょいとバタバタしててな!」
「はぁ…。まぁいいや。とりあえず、お帰り。」
「おう!ただいま。」
ホンワカとした雰囲気の中に割り込んできた一人のアホ…。
「俺を無視するなよ!」
「何だよ知秋ー。沙羅に相手されないからって拗ねんなって♪」
「べ、別に拗ねてなんかっ…!!」
「西園寺ごめんね…。ついいつもの癖で…。」
「いや、謝ってるのかどうか分かんないよ!?それ!」



