「まぁまぁ、気にするなよ。」 そう言いながら、私の頭をくしゃくしゃっとしながら空の席に座った。 「…そこ、空の席だよ?てか、もう授業始まるんだから早く自分の教室に戻りなよ。」 何やってんだか…。 呆れている私に陸はニコッと笑い楽しげにしている。 「俺、今日からこのクラス♪」 「はぁ?」 全く意味がわかんないし…。 「だって一人は寂しいだろ?」 それは… 「そうだけど…。」 「だったら喜んどけ♪」 私の平穏はいつになるのやら…。 むしろ来ない?