ピアニストと野獣





「さっちゃん遅い!」



「ごめんねー。」



戻ってみると、膨れっ面の大ちゃんがいた。



「はい、大ちゃんの。」


そう言ってジュースを手渡すと、膨れっ面がパーッと笑顔になった。



「100%ジュース!俺が好きなこと覚えてたの!?」



「ぶっ!…当たり前だし。」



予想通りの反応をしてくれて思わず吹き出してしまった。



「な、何だよー…。」



かと思えば今度は困った顔。




―――忙しい人だねぇ…。



「クククッ!」



ホント、おもしろいよね…。



表情豊か過ぎ!!