ピアニストと野獣


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「――もう!ほっぺに付いてるよ!」



「え?」



私は鞄からハンカチを取り出して、頬に付いている生クリームを拭ってあげた。



押し問答の末、私らは街をブラブラして、公園の木陰で買ったクレープを食べていた。



「あ……ありがとう。」



ヘニャッと笑う顔はとても懐かしい。



「お茶買ってこよー!」



「あ、俺も!」



「はいはい。」



私は一人で自販機へ向かった。