「はーい!スイカ切れたよ!」
お盆にスイカを乗せて、リビングに向かった。
西園寺は、
「何でうまく切れるんだよー…。」
なんて言ってふてくされてる。
「やっと切れたんだー!おいしそう!」
リビングにみんな勢ぞろい。
千夏さんが先に近寄ってきて、スイカを一つ取り上げ一口口にした。
「うん!うまい!」
笑顔で言うものだから、私もつられて笑顔になった。
「あ!そうだ!夜はここに行こ?」
千夏さんはそう言って指差したのはローカル雑誌のある記事のお店。
「「しゃいん…?」」
雑誌を覗き込んでいた私と西園寺はハモって店の名前を口にした。
「真似すんな。」
とか西園寺に言われたけど…。
私は気にすることなく、再び雑誌に目を落とした。



