ピアニストと野獣

――――――――――――……


「――それで沙羅が空に回し蹴りを食らわして、空ビックリ!」


「ちょ、ちょっとそれは言わないでよ!」


「はははは!元気でいいじゃないか。」


「お、おじい様まで…。」


気が付けば私たちはおじい様と馴染んでいた。


そんなとき、おじい様がビックリすることを口にした。


「隼人の嫁は沙羅ちゃんで決定だな!」


「ふぇ!?」


ビックリしすぎて変な声が出てしまった。


て、それはどうでもよくて…


嫁!?


な、なななな何でこんな話に!!