ピアニストと野獣

「…それで?何か用があるんでしょ?」


「さすが沙羅ちゃん!勘がいいわね!」


相変わらずニコニコしている真美姉。


―――何なの?


「今日のパーティ来て!!」


「は?…え!?ちょっ!昨日行かないって言ったんだけど…」


私が言ったら、真美姉は困った顔をした。


「実はね―――…。」




「――――はぁ…。分かったよ。」


理由を聞いた私は首を縦に振るしかなかった。


まぁ、真美姉が困ってるなら仕方がないしね!


真美姉はというと、「ありがとう!」と言って去っていった。