他校にいるあいつは
人気者だった。


俺が迎えにいって
校門で待ってるといつもたくさんの友達にかこまれて
いつものようにけらけらわらいながら校舎から出てくる……


それだけじゃなくて
校舎から校門までの短い間で男女問わずに話しかけられて……



俺はそんな唯を見るのが好きだった。


でも同時に心配でもあった。

いつのまにか唯が誰かにとられていそうで……


怖かったんだ……