「いち、にっ、さん」 という掛け声がぼんやりした頭の中に響き、自分の身体がフワリと浮く感覚。 それはまるで空を飛んでいるようで…… けれどもすぐにストンと落ちた。 コト…… コト…… コト―――――― 何故だかシュウが私を呼ぶ声が聞こえた気がした。 目覚めると、私は病室のベッドの上に居た。 白っぽい天井が、やけに広く感じたけれど、横たわったまま周囲に視線を走らせてみたら、そこは個室だった。